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福岡・PG1 第10回クイーンズクライマックス・レース展望
今年は「PG1第10回クイーンズクライマックス」がボートレース福岡にて開催となります。
広大な水面を使った昨年の舞台ボートレース浜名湖から一転、今年はダッシュの距離が短く設定されているボートレース福岡での開催ということで抽選にてその都度、枠番が決まるこの大会では選手の運の強さが例年以上に求められるかもしれません。
年間賞金獲得額の1位から12位までに出場権があり、女子トップレーサーだけが戦うことができます。女子戦ならではの波乱含みなレースをたくさん見ることが出来るので、始まるのが今から待ち遠しいです。クイーンズクライマックスはクライマックスとシリーズ戦の2つがあって、クライマックスは3日目のトライアルからスタートします。
今回は、年末最後のレースの予習として記念すべき10回目となる大会のこれまでの歩みなどを振り返っていこうと思います。大会の設立
2012年より、女子ボートレーサーのみによって争われるG1競走としては女子王座決定戦競走に次ぐ2つ目の競走となるG1「賞金女王決定戦」が誕生しました。基本的に賞金の多い男子選手が揃って激戦が繰り広げられる「SG賞金王決定戦(現グランプリ)」が直近で開催されることから「女性版グランプリ」とも言われます。
21世紀に入ってからは初めて新設されたG1であり、2014年より現在の名称である「クイーンズ クライマックス(QUEENS CLIMAX)」に変更となり設立時はG1だった格付けもPG1に変更となりました。現在では大晦日に優勝戦が行われるのが恒例となりましたが、この日程となったのも2014年が最初となっています。
第1回の優勝に輝いたのは静岡支部の三浦 永理選手。インが有利とされるボートレース大村にて3コースからのまくり一発で栄光を掴み取りました。
その後も平山 智加、日高 逸子、遠藤 エミ、平高 奈菜といった現在の女子ボート界を担う中心選手がその年の最後を彩っています。
これまでの大会で唯一2度の制覇を果たしているのは群馬支部の松本 晶恵選手。今年も順調に賞金を積み重ねており出場へのチャンスを狙っています。
歴代優勝者
年 | 選手名 | 支部 |
---|---|---|
2012年 | 三 浦 永 理 | 静岡 |
2013年 | 平 山 智 加 | 香川 |
2014年 | 日 高 逸 子 | 福岡 |
2015年 | 川 野 芽 唯 | 福岡 |
2016年 | 松 本 晶 恵 | 群馬 |
2017年 | 遠 藤 エ ミ | 滋賀 |
2018年 | 松 本 晶 恵 | 群馬 |
2019年 | 今 井 美 亜 | 福井 |
2020年 | 平 高 奈 菜 | 香川 |
出場注目選手
さて、ここからは年末へ向けて全国各地で奮闘する選手の中から年末の大一番に出場が期待されるであろう選手の紹介をしていきます。
レディースチャレンジカップも終わり今年1年全国で活躍してきた女性選手たちの奮闘を改めておさらいしていきます。
平高 奈菜
名前 | 平高 奈菜 (ひらたか なな) |
---|---|
登録番号 | 4450 |
身長 | 160cm |
血液型 | B型 |
支部 | 香川 |
出身地 | 愛媛 |
登録期 | 100期 |
2020年クイーンズクライマックスの覇者であり言わずもがな現在の女子ボート界の中心選手の1人である平高 奈菜選手。
昨年は、夏場にレース中の転覆で腕にボルトを入れるほどの大怪我を追いながら短い期間で実戦復帰を果たし復帰後わずかにして優勝。その勢いのままに向かった年末最後の祭典で有終の美を飾る1年でした。
最大の武器は豪快な旋回力と外からのプレッシャーに打ち勝つ勝負根性。そのプレースタイルから転覆事故が多い選手ではありますが事故や怪我を恐れないプレースタイルでボートレースファンを楽しませてくれる選手です。
G2全国ボートレース甲子園、G1京極賞と地元開催のタイトルレースではいずれも優出。強力な男子レーサーを相手にも好走を見せるなど今年は違った強さを見せる1年でもありました。
守屋 美穂
名前 | 守屋 美穂 (もりや みほ) |
---|---|
登録番号 | 4482 |
身長 | 154cm |
血液型 | B型 |
支部 | 岡山 |
出身地 | 岡山 |
登録期 | 101期 |
守屋 美穂選手は平高 菜奈選手と共に現在の女子ボート界の中心を担っています。その容姿から男性ファンを虜にしている守屋選手ですが、そのイメージとは裏腹に豪快なレーススタイルでも多くのファンを魅了します。
以前はスタートの踏み込みが悪く勝てるレースを落としてしまう点が課題ではありましたが、近年はその点も改善。今年も出場する女子戦を次々に優勝し順調に賞金を積み重ね来る年末の大一番と初のG1制覇に燃えています。上半期は強引なレーススタイルに批判的な声もありましたがそれだけ強気なレースをするという意思表示が見えます。
SGオーシャンカップ予選突破、G2津モーターボート大賞で優出などこちらも女子レーサーの垣根を越えて男子相手にも強い戦いを繰り広げる1年間を過ごしてきました。
大山 千広
名前 | 大山 千広 (おおやま ちひろ) |
---|---|
登録番号 | 4885 |
身長 | 161cm |
血液型 | O型 |
支部 | 福岡 |
出身地 | 福岡 |
登録期 | 116期 |
上位勢が比較的に年齢の近いところで競り合っている中で次の世代ではダントツの実力を誇る大山 千広選手。
昨年のクイーンズクライマックスは直前にフライングを2本切ってしまった影響から3ヶ月間の休養、ぶっつけ本番という形ながら何とか優勝戦に進出。
明け2021年はまたもフライング失格から一時はスランプ状態に陥ってしまい守り抜いてきたA1級の降格も噂された時期もありましたがそんな苦しい場面から這い上がりを見せ完全に復活。優勝からも遠ざかっていましたが8月の地元開催でようやく優勝を決め復調をアピール。しかし直後の開催では優勝戦に1号艇進出ながらコロナウイルス発生もあり開催が中止となる不運に見舞われるなどどうも今年は波に乗れそうで乗れない1年が続いています。
新期スタートと早々の11月にまたもフライング失格と今期も嫌な流れで始まりましたがG2レディースチャレンジカップで優出を果たした。
小野 生奈
名前 | 小野 生奈 (おの せいな) |
---|---|
登録番号 | 4530 |
身長 | 155cm |
血液型 | B型 |
支部 | 福岡 |
出身地 | 福岡 |
登録期 | 103期 |
2017年「第31回G1レディースチャンピオン」を獲得している小野 生奈選手ですが年末の祭典は今だに未勝利。今年こそ初の栄光に向けて全国各地の女子戦で活躍を続けています。
2021年2月には全国各地の人気女子選手が集まった「第5回 G2レディースオールスター」で優勝。まだまだその勢いは留まることを知りません。8月に行なわれるレディースチャンピオンでは初日ドリーム戦の1号艇に選出。
安定したレース運びをしていた中で9月に2年ぶりとなるフライング失格。この影響からG2レディースオールスターの出場を惜しくも逃す形となりました。
遠藤 エミ
名前 | 遠藤 エミ (えんどう えみ) |
---|---|
登録番号 | 4885 |
身長 | 154cm |
血液型 | A型 |
支部 | 滋賀 |
出身地 | 滋賀 |
登録期 | 102期 |
2017年にこのレースを優勝している遠藤 エミ選手。
この選手の最大の特徴はクイーンズクライマックスに滅法強い点です。
初出場だった第4回こそトライアルで敗退も第5回から第9回まで全てで優勝戦に出場。2017年の優勝を始めこれまで(1.2.1.1)と舟券に絡む走りを見せています。2020年の優勝戦では6号艇から女子戦としては珍しい前付け作戦に出て3着と好走するなど勝負強さとここぞでの舟券信頼ができる選手でもあります。
最近の遠藤選手はどの場でもエンジン、ペラを抜群に仕上げてどこからでも舟券に絡んでくる走りを見せており平高奈菜、遠藤エミの2強状態でこのまま年末へ走っていきそうな予感がしましていましたがそれは的中するそんな2021年でした。
8月のレディースチャンピオンでの涙の初優勝や11月のG2レディースチャレンジカップでは通算4度目の優勝を決めるなど女子戦タイトルを次々に奪っていき12月の大一番に向けて状態は落ちるどころか上がる一方のこの選手が年末の福岡を熱く盛り上げる!
福岡・PG1 第10回クイーンズクライマックス・まとめ
安定したレース運びで常に女子戦の上位争いを続ける田口 節子選手、今期前半かなり苦しみましたが復調気配の平山 智加選手、レディースチャンピオン優出や男子混合戦での優勝など11月末段階でV5の渡邉 優美選手ら新星も著しい女子ボートレース界。
いよいよ12月26日から始まるクイーンズクライマックスへ向けて目が離せない日が続きそうです。