【常滑競艇・レース展望】ヴィーナスシリーズ第15戦 常滑シンデレラカップ

常滑・ヴィーナスシリーズ第15戦 常滑シンデレラカップ・レース展望

ボートレース常滑では10月24日よりヴィーナスシリーズ第15戦 常滑シンデレラカップが開催されます。いよいよこのシリーズに出走するメンバーは今期の最終節となります。級別審査での勝率面での勝負がけもあれば、レディースチャレンジカップ出場への勝負がけもあり、とにかく激しい戦いは予想されます。そんな中6月に続いての女子戦が行われる常滑。モーターも10ヶ月使われており、基本的な機力はしっかりしています。どの選手が好モーターを手にして勝負がけを成功させるか注目のシリーズです。

常滑・ヴィーナスシリーズ第15戦 常滑シンデレラカップ -注目選手-

賞金ランクトップの平山智加選手や今期女子勝率トップの守屋美穂選手らは賞金1位や年末のクイーンズクライマックスの1枠の争いが残ってはいますが、勝負がけとはならないシリーズ。展開や勝敗のカギとなる勝負がけのメンバーを挙げていきたいと思います。まずは今シリーズで21年前期の級別審査が締めとなります。ボーダーラインは少し余裕をもたせればA1級で6.20、A2級で5.38あたりとなるでしょうか。ボーダーに最も近いのは鎌倉涼選手(6.14)。最低でも安心するためには5走で36点とやや高めの挑戦となります。6月の当地G3オールレディースでも優出しており、その再現こそがA1への道ともなるでしょう。またボーダー上ですが出走回数が7走足りていない櫻本あゆみ選手(6.33)も勝負がけ。7走で33点以上のペースとなると予選突破は確実にしたいところです。かなり条件が重なればボーダーだいぶ下からでも奇跡のA1初昇格となる可能性があるのは土屋実沙希選手(6.08)。11走は確実に必要なため、予選7走と準優3着以下で最終日2走として11走78点が必要となります。一方でA2のボーダー争い。松尾夏海選手(5.38)、原田佑実選手(5.32)、水野望美選手(5.30)、喜多須杏奈選手(5.25)までが圏内でしょうか。このうち原田選手と喜多須選手は2連対率も30%を超える必要があります。(他2名はボーダーをクリアしてるならば超える計算。)中でも喜多須選手は平均7点ペースが必要であり、1つでも上の着順を目指す戦いとなるでしょう。A2勝負がけメンバーは4選手ともF1本持ちでどのような戦いをしてくるか予想も難しくなりそうです。賞金ランクでは地元の大瀧明日香選手が10位、田口節子選手が11位、遠藤エミ選手が12位、川野芽唯選手が14位とこの4名が約100万円の中にいる状況です。下位選手がレディースチャレンジカップで優勝ともなれば数万円の差でクイーンズクライマックスの権利を失う可能性もだけにこの4選手にも注目したいシリーズとなりそうです。そしてレディースチャレンジカップの勝負がけは竹井奈美選手と樋口由加里選手。間に平田さやか選手(津オールレディース組)を挟む形で60万円の中に3名いる形でこの3人のうち2人が出場権を手にすることとなります。もっとも、土屋南選手が全斡旋を取り消したため、レディースチャレンジカップも辞退となれば無条件で出走が叶う可能性もあります。しかし、少しでも上の順位は欲しいところです。

勝負がけメンバーも多数でより一層熱い戦いとなりそうな今シリーズ。どんな今季のラストバトルを繰り広げるのか注目の6日間です。

常滑・ヴィーナスシリーズ第15戦 常滑シンデレラカップ -注目モーター-


※オフィシャル用語辞典より

今節使用されるモーターは昨年12月から使用されたもので、その差はしっかりとしています。今回は実績あるモーターを中心に挙げたいと思います。

まずは2連対率50%超え、優出12回、優勝5回とエース機らしさある12号機。直前節で杉山正樹選手が5勝オール2連対で優勝しています。9月頭のG2モーターボート大賞でも守田俊介選手が優勝しています。4日間開催が多い常滑ですがそれでも優出が2ケタになるのは機力の証とも言えるのではないでしょうか。

続く優勝4回の37号機は2連対率2位の成績。こちらは直前節で優出し、離れた4番手から道中じわじわと追い上げ最終マークで逆転しての価値ある3着。また上記G2モーターボート大賞でも、地元の吉田裕平選手が準優までオール3連対で1枠を獲得するほどの力強さがありました。

優勝こそ1回ですが3位タイの8度の優出、展示タイムの平均順位、3周タイムではトップの記録を残す17号機も魅力十分です。こちらは4月に櫻本あゆみ選手が混合戦で優出1枠としたモーターで、G2モーターボート大賞でも優出しています。優勝は1月のオールレディースでの大山千広選手と女子選手での活躍も目立っています。この3つが上位と言えるでしょう。

数字が低めでも近5節で2度の優出し、6月のオールレディース優勝モーターの16号機も狙ってみたいモーターです。近況連続優出中の38号機や直前節で準優勝と目立っていた58号機、8月後半から3度の優出ある26号機も狙ってみたいモーターです。

今回は12.16.17.26.37.38号機と6つのモーターに注目してみます。